
金属の切りくずは外径、回転速度、送り速度、切込量の違いで変化します。
例えば同じ荒削り加工でも、回転数を460rpm、送り速度を0.31mm/rev、切込量を2mm、外径をφ57に設定した際の切りくずは丸みを帯びた1つ1つが短いものになります。
今度は切込量を1mm、外径をφ55に変えて削ると、バネのような長い切りくずとなりました。
この切りくずは一見ただの屑に見えるかもしれませんが、切削や研磨を行なう上で非常に重要な要素となります。
特に砥石を使う研磨には砥石の性能を大きく左右させる要素となりますので、こういった条件ならこういう切りくずが出ると理解しておくこと、切りくずをみて今後どのように作業していくかを見極める力を培うことは大切です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。